ニシャス居住区
ペイントソフトレビュー <序章>
2011/12/25

はじめに

MUGENでキャラクターの絵(スプライト)を制作する際、必要になるのがペイントソフトである。

ペイントソフト達

いろんなソフトがあるわけです

一部の制作手法では3Dのモデリングソフトやレンダラーなどを使うのみ、という場合もあるが、
現状ではペイントソフトによるデジタルの手描きが主流であろう。

MUGENで使用するスプライト、もといゲームに用いられるスプライトというのは「透過」が非常に重要である。 画像というのは余程ひねくれたフォーマットでない限り四角形で、透過の概念がなければ四角い形の画像しか描けないのである。

MUGENでは「透過色」という色を設け、ある特定の色は透明な色として描画されない仕様になっている。 フルカラーの場合、色は赤、緑、青それぞれの強さを256段階に分けたものが用いられており、 どれかの色成分がたった1違うだけで透過色とは別の色として扱われる。 そのため、ぼかし効果を使ったり、画像そのものを圧縮しやすいように所々変えるjpegなんかを使うと、 透過されるはずの色なのにゲーム中で透過されていないという困ったことが起きるのだ。

透過異常

右は透過されていない例。ゲームにあるまじき醜態。
左は一旦jpegで保存。画像が劣化し、分かりにくいが本来透過の部分が見えている

また、MUGENでは基本的に256色フォーマットの画像しか扱えない。
フルカラーの画像であっても、最近のキャラクター作成ツールだとMUGENで使える形に処理してくれるものもあるが、 普通の製作者なら気にする不具合が出てしまうため、ペイントソフトの段階で256色の画像を作れる方がMUGENのスプライト制作ツールとしては優秀である。
とはいえ世の中にはフルカラーから減色させる専用のツールもあって、絶対にダメでないのというのも事実だ。
と、いう訳で(どーいう訳だ)、ペイントソフトは色々な視点からの選択が効き、どのソフトがダントツで1位というものはないということがおわかり頂けると思う。

さて、ネットの発達した今日、ペイントソフトは有料、フリー問わず結構な数が出回っている。
この連載(になる予定のもの)は、現在出回っているペイントソフトを、フリー中心にいくつか紹介していくものである。
筆者(ニシャス)が手抜き手抜きと公言しまくっているMUGENキャラ達の絵のクオリティを見れば、 まあ、記事の内容の的確さについてはお察し下さいという感じではあるが、読み物として楽しんで頂ければ幸いである。

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