ニシャス居住区
蹴合う
絵

今回は「蹴合う」を紹介する。

読みは「けりあう」ではなく、「けあう」であることがポイントなのだが、前者の読み方をしてしまった人にとっては何処がマイナーなのか分からないかも知れない。
何故なら、意味の上では「互いに蹴る」というものなので、「けりあう」と読んでしまえば意味が通じてしまうからだ。
……と、まあ、こういう語なのでこの後の説明の展開に大変困ってしまう。要するに、あまり話の引っ張りようがないのだ。
では、この言葉のマイナーさは一体何なのだと思われるだろう。答えは簡単で、日常でも小説でも、蹴り合うという表現を使う場が稀な点にある。サッカーでは確かにボールを蹴り合っているのだが、サッカーはサッカーだ。敢えて
「後半も残すところあと2分! ここで○○選手と××選手が、壮絶にボールを蹴り合っています!」
などという実況が出てくるはずもないのだ。そもそもサッカーは確かにボールを蹴り合う競技ではあるものの、そんな短い一瞬で選手がボールを蹴り合うような競技じゃないですものね。

あとは蹴鞠 (けまり) くらいしかない。平安か。

用例

・鞠を蹴合う
・ボクシングの試合で選手が蹴合っているのを見た
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