2009/11/01

「ていりょう」と読む。  PCの変換システムでは「定量」もしくは「低量」と出るだけで、「庭燎」は出てこない。
 初見の人には何のことを指しているのか恐らく分かるまい。もし分かってもイメージしにくいと思う。
 意味は、「庭の明かり」である。庭でたいまつを燃やして明かりを取ったりするでしょう、と言ってもそんなことをする人はいないだろうから、やや説明に苦しむ。
 これはいわば遠い昔の時代、夜は真っ暗だったので庭に火を焚いていた、ということに因む。むしろそれを指す言葉であって、現代ではあまり使わない言葉だと思われる。
 今の時代、外は結構明るいので別段明かりなど用意する必要もないし、第一庭で火など焚こうものなら物騒がられるのがオチだ。
 そう思っていたら、ふと思い出した。最近一般住宅で庭に置くソーラー式のミニ電灯。あれは現代の庭燎と言えるのかも知れない。太古の昔と比べれば、庭も小さくなったし、庭燎も小さくなったものだ。
 なおこの言葉、広辞苑第五版には勿論載っているのだが、NHKの発音アクセント辞典にも載っている。普段言わないような言葉があまり載っていない中で庭燎が載っているということは、やはり時代劇で需要があるのだろうか?

用例

・庭燎を頼りにトイレへと向かう夏の夜中
・この現代に庭燎など不要なのだッ!





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