たりや応

2009/08/09

「得たりや応」である。断じてオタリアではない。(オタリアがどんな動物かはうろ覚えで描いたものなので合っている保証はしない)
読みは大体分かるだろうと思うが一応書いておくと「えたりやおう」である。
この言葉の意味であるが、「ついにやったぞ」という時に上げる言葉、らしい。
使える状況が限られ過ぎないか。
凄いことを成し遂げた人間が「得たりや応」などといっている場面は見たことも聞いたこともない。
まずもってこの言葉には昭和や大正時代をを遙かに超える古めかしいニュアンスがあるように見えてしまう。
江戸〜明治くらいだったらしっくり来る言葉だと思う。江戸っ子の職人(30)あたりだったら言いそうな気がする。

生まれて初めての大仕事、1年がかりで巨大な建造物を造り、最後の釘1本を打ち終えて、彼は言うのだった。
「得たりや応!」と……。


……とか。それでも感嘆符が要る。非常に使いづらい。現代でも広辞苑に載っているわけだから完全に死んだ言葉ではないのだろうが、100人中99人は知らないだろうな。
だが文脈から何となく意味は察せそうなので知らなくても何とかなるのかも知れない。可哀想に。

用例

・辛酸を嘗めさせられた新聞連載の執筆が終わり、得たりや応と叫びたい気分である。
・得たりや応! スズメの野郎、罠にかかったぜ! 





 前のマイナー語 次のマイナー語

マイナー語トップへ 
サイトのトップページへ